知人でラット使いの者が、「ラットはBACじゃなく、ZnF nucleaseですよ」
と言っていました。
効率とかコストとか、そういうところはわかりませんが、ある分野では
BACを使って目的領域をいじったあとに置き換えることをやっているし、
ある分野ではそれ以外をやっているという感覚でしょうか。
遺伝子発現量の低下が、たまたま見つけた自然変異で起こって
いても、ある化合物で起こっても、KOやKDで起こっても同じ。
結局どの方法でも、ポジコンとネガコンをどのくらいの制度で
準備できて、目的遺伝子が原因遺伝子であることの確からしさ
を他人に説明できるかどうかのことだと思います。
配列というマジックの種に惑わされないように。
となると、どの方法を使うかの決め手は、どのくらいその
手法に習熟しているか、習熟していないなら、周りから
どのくらいサポートが得られるか。
もちろん、どのくらいその手法の原理を理解しているかも
大事と思います。 |
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