最終的にSDSPAGEのWell(サンプルをのせる(いれる)ところ)にどれだけの容量、たんぱく質量をのせるかということです。
容量はWell(サンプルをのせる(いれる)ところ)からあふれたらのせられないので、自分が作った(使う)ゲルのWellにどれだけのせれるかあらかじめ把握しておいて決めればいいです。Wellに30μl入れるとであふれ出すなら、上限25μlほどで、それより少なくてもいいということになります。
たとえばそのサンプル3mlから10μlとり2.5μlの5xSBをくわえて全量のせたとします(TCA沈殿しないということ)。その場合あまりにもタンパク量が少なくて検出が難しいならもっとのせなければいけないでしょう。
そういう理由でサンプルを1mlのせたいと思ったとき、Wellに1mlのせることができません。ならば1mlを10μlにしたいと思いますよね。
1mlをTCA沈殿して10μlの溶液にすれば1ml分のせることができます。
1mでも少ないと思うなら3mlをTCA沈殿して10μlの溶液にすれば3ml分のせることができます(理論てきには)。
また、1mlをTCA沈殿して10μlの溶液にして全量ながすのも、3mlをTCA沈殿し、5xSB30μlに溶解しそのうち10μlをウエスタンに使用するのも一緒です。ただしチューブに10μl入れたとき、チューブの横に張り付いたサンプルとかを溶かすためにチューブ全体にいきわたるようにすることが難しいと思います。くわえてチューブには微量のTCAが残っていて10μlの5xSBでは中和しきれないかもしれません。
このような事を把握してご自身の実験ではどれだけのサンプルを用意してTCA沈殿後、どれだけの5xSBを加え、どれだけの量ウエスタンに使うか決めればいいでしょう。 |
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