どんな検出系でも肝心なのはS/Nです。バックグラウンドノイズが皆無ということはまずないので、陰性のサンプルにある程度シグナルが出るのはしょうがない。それでも、正真正銘の当たりのシグナルが桁違いに高ければいいわけです。
コロニーPCRではインサートを挟む、あるいはインサートとベクターをまたぐプライマーを使えば、このノイズはかなり低くできます。でも、今回疑われるような連結産物からの増幅もあり得るし、他のトピでもちょっと話題になったんですが、overlap extensionで目的のサイズの産物が生じる可能性もある。プライマーの設計だけでは程度の差こそあれ完全には防げない。
でも、そういうのは量的に微量であって、本物の当たりならば鋳型のコピー数が桁違いに多いとなれば、S/Nは十分で見誤ることもないでしょう。
たぶん、CT値で10以上違うんじゃないかな。なので20-25サイクルくらいじゃ、本物の当たりしか見えてこない。 |
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