あるタンパク発現についての研究の一環として、当タンパクのRNA発現量を、リアルタイムPCRを用いた絶対定量で評価しようとしています。
そこで、検量線を用いた絶対定量に際して、内部標準を用いた標的遺伝子のノーマライズが必須なのかを教えていただけないでしょうか?
私はまず、組織サンプルからtotal RNAを抽出後、オリゴdTプライマーでmessenger RNAからcDNAを作製し、吸光度計でcDNA量を測定後に冷凍保存していました。
そしてリアルタイムPCRで解析する際に、サンプルのcDNA量を全て液量(µl)ではなく質量(ng)で統一し、解析しました(私の場合は全てのサンプルcDNAを700 ngにしました)。
この場合、スタート時のサンプルcDNA量が統一されているはずなので、増幅時に内部標準でノーマライズする必要が無いように感じるのですが、いかがなのでしょうか?
検量線を描くための標準物質は、解析目的のcDNA配列を含むクローニングDNAを導入したプラスミドDNAを用いているために、濃度既知の条件にあります。
どうか教えていただけないでしょうか。よろしくお願い申し上げます。 |
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