いつも勉強させてもらっています。
今、ゴルジに局在するヒトたんぱく質Zを安定発現するHeLaを樹立する目的で、完全長のZ(ATGからSTOPコドンまで)をIRES-EGFPの前にクローニングしました。プラスミドはレンチウイルス系のものです。
一過性発現(レンチ用プラスミドをリポフェクション)ではZが発現していることが確認されています。
そしてウイルス調製を行い、ZのノックアウトHeLaに感染させ、EGFP陽性細胞をソーティングで得ました。
ソートし終えて4週間経っていますが、EGFPはしっかり発現しています。
ただ残念なことに、Zの発現が認められませんでした。
ZノックアウトHeLaの表現型も回復していませんでした。
IRES後の遺伝子の発現が消失したり極端に低くなるケースは頻出だと思いますが、IRES後の遺伝子が発現しているにも関わらず、前の遺伝子の発現が認められないケースはどういった理由がありますでしょうか?
過去トピックも探しましたが、該当するものがありませんでしたのでトピックを立てました。
どうぞよろしくお願いいたします。 |
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