目的遺伝子のプロモーター部分を組み込んだルシフェラーゼベクターがあるのですが、そのプロモーターの特定のCpGサイトだけがメチル化したベクターを作りたいです。
今現在、論文を参考にして以下のようにして試みています。
Herculase U fusion DNA polymelaseとTaq DNA ligaseを用いてPCR-ligation反応を行い、環状DNAを合成
↓
精製
↓
DpnTおよびT7エキソヌクレアーゼで鋳型プラスミドを消化
↓
精製
↓
DnmtTで相補鎖をメチル化
しかしPCR-ligation反応のところで、増幅はされるのですがほとんどライゲーションしません。PCR産物を大腸菌に形質転換してライゲーションの効率を調べたところ、環状になるのは増幅産物全体の0.3%程度です。プライマーはメチル化されいる他、ライゲーションするために5‘末端がリン酸化されたものを使用しています。
PCRとライゲーション反応を同時に行うから効率が悪いのかと考え、PCR産物を精製して平滑末端のライゲーションに特化した別のligase(Blunt/TA ligase Master Mix)を用いてライゲーションしてみましたが、うまくいきません。
改善点もしくは他に何かいい方法はないでしょうか。
ご教授お願いします。 |
|