そもそも抗体抗原反応でGAPDHがネガコンで出てくるのはWashが甘いというよりも、IPのライセートを持ち込んでるケースが多いかと思います。ビーズに吸着するようなタンパク質の場合はそもそもビーズにアフィニティがあるのだから抗体ー抗原反応とのSN比の問題なので、ポジコンでつくけど吸着でつかない程度にできるだけきつくWashをするに限ります。この辺はWBのブロッキングに考え方は似てるんじゃないかと思います。
Washはビーズが沈んだままテキトーにやってるのは論外ですが、5-6回しっかり転倒混和で一度撹拌するというのはごく普通のやり方でしょう。4℃で長くくらいなら回数を増やした方がバックは減ると思います。
チューブへの吸着による持ち込みをさける意味でも最後の1回のWashの前に新しいtubeに移すと良いです。
ちなみにどんなにWashをしっかりやって、ペプチド溶出しても質量分析で結合分子を全体でとるとよくわからない骨格系タンパク質が500種類ぐらいヒットするので、その手のバックグラウンドは絶対にあると思った方がいいです。IPのビーズのWashなんてのその程度の雑なものです。要はS/N比です。 |
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