バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
新しいテーマで話を始める場合、質問をする場合は「
新しいトピックを作る
」から書き込みをしてください。
質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。
新しいトピックを作る
|
トピック一覧
|
研究留学ネットに戻る
ひとつ前のフォーラム(readのみ)
このスレッドをはてなブックマークに追加
DABからNi-DABの自作の方法を教えてください
トピック削除
No.69-TOPIC - 2012/01/22 (日) 00:25:34 -
丸山
現在、ダコジャパンのユニバーサルLSABキットでHRPとDABによる免疫染色をしています。使いやすいのと、抗マウス抗体や抗ウサギ抗体がセットになっている割には、値段がリーズナブルなので気に入っています。
しかしキットには基質としてはDABしかありません。このキットには組成が不明ですが、DABを希釈するバッファーがついています。そこで、ニッケルを添加すればNi-DABの自作ができないかという案を思いつきました。でも、何を(例えば硫酸ニッケルアンモニウム、とか塩酸ニッケル)、どのくらい(例えば0.5%)添加すれば良いのかとか、使用上の注意点が無いかなどが不明です。
またDABと2重染色できないかとかも考えています。
ヒントになるような事だけでも良いので、何かご存知の方、よろしくお願いします。
-
このトピックにメッセージを投稿する
-
全
12
件 ( 1 〜 12 ) 前 | 次
1
/
1.
/
1
(無題)
削除/引用
No.69-12 - 2012/08/05 (日) 17:37:56 -
丸山
ありがとうございます。基質は正規品を買う事にします。
(無題)
削除/引用
No.69-11 - 2012/08/05 (日) 16:39:49 - KEN
基質の方が早く減りますか?
DAKOのDAB+は製品は、1mlのバッファーに1滴なので、バッファーの方が早く減り、基質の方が残ると思いますが。。。
Envisionプラス用というよりも、今、DAKOで販売されているDAB+(K3467, K3468)もイミダゾール塩酸バッファーpH 7.5です。ただ、DAB以外に何か特殊なものを混ぜているかは私は知りません。
釈迦に説法かもしれませんが、自作をされる場合、同じサンプルを正規品と自作品で同時に染め比べ、変化がないかを確認しておいた方が良いかと思います。
例えば、自作時にDABにH2O2を入れすぎると、陰性化してしまいますし、DABを入れすぎると、全てが陽性になってきます(非特異反応)。
以前、とある病院で節約するあまりに、不慣れな検査技師の方が上記のミスをされ、診断時に非常に困ったことがあります。
研究においては、希少なサンプルと時間のロスになりますので、この点だけは、気をつけられた方が良いかと思います。
(無題)
削除/引用
No.69-10 - 2012/08/04 (土) 17:17:06 -
丸山
ずいぶん前の質問に情報を提供いただき、驚きと感激です。
その後のダコによるLSABキットの販売中止により、当方はEnvisionプラスに移行しました。この時の質問意図は、大きな追加投資なしで(APではなくニッケル程度の費用)、明視野用の2重染色をしたかったのです。
現在のところ、当方では抗体等を非常に節約できる方法を用いているので、DAB基質の方が不足します。そのため、Envisionプラス用のDAB基質の自作方法が判ると大変に有り難いです。
(無題)
削除/引用
No.69-9 - 2012/08/04 (土) 13:05:21 - KEN
私は、LSABよりも感度の高いEnvisionを使うことが多いですが。。。
1点目:バッファー
要するにDAB発色をさせたいということでよろしいでしょうか?
希釈バッファーは、DAKOはバッファーとセットで売っており、うちの研究室でも基質ばかり残る状況が発生しています。(受諾で診断をしているため、研究以外では自作バッファーで染めるわけにはいかず。。。)
ただ、昔はDABのバッファーは作ったものです。PBSやTBSなどのバッファーにDABを溶かしてH2O2を数滴加えれば出来上がります。
ただ、用事調整が面倒なので、各社のキットがあるわけです。
Ni-DABにしようと思ったのは、増感したいのでしょうか?
それとも、Ni-DAB関係なくDAKOのDABの希釈バッファーが作りたいのでしょうか?
DAKOのDABはたしか、ただの緩衝液ではなくニッケルではなくイミダゾールを用いて増感しています。
こちらのサイトを参考にされてみたらいかがでしょうか?
http://www.schebo.com/english/Protocol_for_immunohistology.php
Ni-DABもプロトコールが検索すればたくさん出てくるかと思います。
2点目:二重染色
多重染色には複数の方法があります。1.抗体の動物種を変え、2.発色基質をHRPとAPを組み合わせる、2'.ストリッピング試薬を用いる、3.蛍光発色を用いる。抗体の動物種を変えるのは、なかなか難しいことがありますので、私は後者の3つをよく用いてます。
2に関して、従来は、発色後再度、圧力釜等で抗体失活、不活化処理をしていましたが、ものすごく組織のダメージが大きくなります。(2回も賦活化することになりますから)。最近では、便利なストリッピング試薬も多々販売されており、非常にきれいに染まるかと思います。
3の蛍光が良いとも言われるかもしれませんが、蛍光は病理学的な構造の観察には不向きではないかと私は思います。最近は随分と改善されていますが、それでも消退もIHCと異なり早いので、私の場合は、IHCと併用するようにしています。
また改正?
削除/引用
No.69-8 - 2012/01/24 (火) 09:27:39 - ~
平成21年4月1日の改正以降にまたあったのでしょうか?
この時点の規制では、結晶状の塩化ニッケルを直接水に溶かせば、特化物の規制を受けないと理解していましたが。
(無題)
削除/引用
No.69-7 - 2012/01/24 (火) 09:02:47 -
Harmonia
なでしこ組さん
>その管理法を遵守できないなら
というのは、管理法に該当するかどうかも教えないから、自分で勉強してね、というお言葉として、
>ニッケル化合物は管理第2類物質
というのはどれのことでしょうか?
ニツケルカルボニルは該当ですが。
年明け以降に、別表の見直しがありましたか?
ニッケル化合物
削除/引用
No.69-6 - 2012/01/23 (月) 23:40:36 - なでしこ組
ニッケル化合物は管理第2類物質。
その管理法を遵守できないなら考えても無駄になりますよ。
(無題)
削除/引用
No.69-5 - 2012/01/23 (月) 17:50:35 - AP
NiとかCoの沈殿は、結構拡散しやすく、にじんで細かいtextureが曇ったり、時間を置くと色が抜けてしまったりします(DABの茶褐色だけになる)。postfixするロトコールはおそらく、それを防ぐのに効果があるためだと思います。
もう一つ文献見つけました。
http://jhc.sagepub.com/content/30/10/1079.short
(無題)
削除/引用
No.69-4 - 2012/01/23 (月) 17:28:35 -
丸山
レスをいただいた皆様、ありがとうございます。おかげさまで大体判りました。
一つ、教えてください。現在、フローティングさせている切片に対して、DABで発色させた後にPBSで洗う事で発色を止めています。DABニッケルの一色染色の場合も同様で良いのでは無いかと考えていましたが、
発色後に2% glutaraldehydeでpostfix
これは省略できるステップと考えても良いでしょうか?
(無題)
削除/引用
No.69-3 - 2012/01/23 (月) 09:33:18 - AP
また引きですが、
1 mL の発色バッファーに対してDABを加える直前に、30 μl 50 mM CoCl2/50 mM NiCl2を加える(濁りを生じても無視する)。
(Adams, J.C., J. Histochem. Cytochem. 29, 775, 1981).
発色後に2% glutaraldehydeでpostfix。
(無題)
削除/引用
No.69-2 - 2012/01/23 (月) 08:14:05 - 組織
Vector LaboratoriesのDAB substrate kitにはバッファー、DAB、過酸化水素液の他に、ニッケル溶液がついてきます。MSDSをみるとニッケル溶液(kitのストック溶液)は5%塩化ニッケル・六水和物と書いてあります。終濃度についてはデータシートを参照ください。
フナコシ(代理店)
http://www.funakoshi.co.jp/shiyaku/entry/622.php
二重染色は可能だと思いますが、ABC法よりはポリマータイプの二次抗体の方がバックが出にくいかもしれません。一色目と二色目の間で抗体の失活操作が必要です。ABC法だとさらにビオチンブロックをする必要があるかもしれません。私はABC法で二重染色をしたことがないので、そのあたりはご確認を。
ニチレイ技術情報:技術レポート
「シンプルステインMAX-PO(M)、シンプルステインAP(M)を用いたマウス第一抗体による三重染色法」
http://www.nichirei.co.jp/bio/technical/index.html
Dakoも二重染色のマニュアルを提供していたと思います。ホームページをみるか、出入りの業者さんに聞いてみて下さい。
DABからNi-DABの自作の方法を教えてください
削除/引用
No.69-1 - 2012/01/22 (日) 00:25:34 -
丸山
現在、ダコジャパンのユニバーサルLSABキットでHRPとDABによる免疫染色をしています。使いやすいのと、抗マウス抗体や抗ウサギ抗体がセットになっている割には、値段がリーズナブルなので気に入っています。
しかしキットには基質としてはDABしかありません。このキットには組成が不明ですが、DABを希釈するバッファーがついています。そこで、ニッケルを添加すればNi-DABの自作ができないかという案を思いつきました。でも、何を(例えば硫酸ニッケルアンモニウム、とか塩酸ニッケル)、どのくらい(例えば0.5%)添加すれば良いのかとか、使用上の注意点が無いかなどが不明です。
またDABと2重染色できないかとかも考えています。
ヒントになるような事だけでも良いので、何かご存知の方、よろしくお願いします。
全
12
件 ( 1 〜 12 ) 前 | 次
1
/
1.
/
1
パスワード
を入力してチェックした記事を
チェックした記事を
このトピックにメッセージを投稿する
名前
メール
アドレス非公開
タイトル
本文
設定
クッキーを保存(次回の入力の手間を省けます)
上に上げない(トピックの一覧で一番上に移動させません)
解決(問題が解決した際にチェックしてください)
暗証
半角英数字8-12文字の暗証番号を入れると、あとで削除、修正ができます。
送信
〔使い方〕
「アドレス非公開」をチェックすれば、自分のメールアドレスを公開しないで他の方からメールを受け取れます。
問題が解決した際には、解決ボタンをチェックして解決した旨のコメントをつけてください。これは、初めにトピックを作った人と管理人のみが可能です。
半角カタカナ、機種依存文字(全角ローマ数字、○の中の数字等)は文字化けの原因となりますので使わないでください。