別にそんなに不思議なことでもないと思いますけど。
Y染色体にはもともと精巣決定因子(Sry)とか精子形成関わる遺伝子などごくわずかしか遺伝子が乗っていなくて、残りは反復配列などからなるヘテロクロマチンです。nonsenseなヘテロクロマチンの量が多かったり少なかったりすれば染色体サイズは変わりますけれど、情報量としては変わんないです。ただし、Y染色体のサイズというのも、性選択などを経て、その生物種に至適なものに進化してきたということはあります(例えばY染色体をX染色体よりずっと小さくすることでY精子方が受精に遊離になっているとか)。
ちなみに、キイロショウジョウバエのY染色体もrDNAや精子形成関連などごく限られた遺伝子しか乗ってないですがサイズは40 Mbほどあって、X染色体の二倍、ほかのどの染色体よりも大きいです。 |
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