卒業研究で所属した研究室とは違う研究室に行くということですね。修士で修飾するならば就職活動でかなりの時間を使わざるをえないので、とても限られた時間内で研究しなくてはならないとおもいます。正直、人間関係などでゆっくり悩む暇もなくなんかバタバタしている間にあっという間に2年すぎてしまうという感じでしょうか。先生もそのあたりの現実的な事情は分かっている(注:少数だが分かってないひともいて、これがやっかいなのですが)ので、あまり過度の期待はしてないとおもうので、指導もそれに応じたものになるかもしれません。 あなたにとって100%OKの完璧な人はいないし、大勢の中には鬱陶しいことを言う人もいるかもしれませんが、長い人生の中でたった1-2年のごく短い付き合いと割り切って、変なところにエネルギー使わずに怒らせない程度にスルーすればいいです。
修士課程で研究活動がおもしろいとか、自分で知りたい/調べてみたいと思うことがなんとなく見えてきたら博士課程にすすむとよいとおもいます。その場合は、修士〜博士課程前半のときにその領域の基本的な実験などはできるだけ広く経験しておくのと、仕事の進め方、問題点の見つけ方、データの客観的な見方などを先生や先輩を見てよいと思うことをできるだけ吸収してください(残念な先生や先輩も中にはいるので、そうでない点は反面教師として)。じぶん自身が興味をもてないことを(人に言われて)研究するのは苦痛ですし、その状態を年単位で続けるとなると心身が持ちません。論文でも、書籍でも、学会でもいいので、修士の間に見聞を広げて、これをどうしても解き明かしたいというもの(注:なるべくマイナーなものがいいです)を見つけて下さい。研究能力みたいなものは長くやってるうちに、だれでもそれなりに身に付きますが、根底にあるのはそうした強い科学的興味はあなたしだいです。 |
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