>260/230があまりに低く、
OD230は多糖類の混入を示し、ゲル切り出しで他の要因(フェノールとか)は考えられないので、アガロースでしょう。気にしなくていいです。
収量だって次の実験に使えるのに十分なだけ取れてればいいんだから、そんなに気にしない。収量コンテストじゃないんだから。
アガロースが混入していてもダウンストリームの酵素反応がだめになることはありません。てか、ゲル切り出しでわざわざratioまで調べても意味ないと思うな。
純度の低かった昔の話と違って、いまのアガロースは純度が高いからin-gel反応したって酵素反応を阻害しないくらい。Ratioが重要であるとすれば、生物試料から核酸を精製したときのはなし。
あと、ナノドロップが普及してからなんでもかんでも吸光度測って済ませるという風潮があるけれど、吸光度は過信しないほうが良い。電気泳動でちゃんと定性的にも見たほうがいいし、モノとスタンダードのEtBrの染色強度の比色でDNA量をestimateするのも結構正確。吸光度のほうが不純物の干渉を受けやすいからね。 |
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