プラスチック製メスシリンダーの長所と短所を考えれば、自ずと用途は限られてきますよ。うちのラボでも両者を使い分けていますし、大腸菌の培地調製なんかはプラ製の取っ手付きビーカー(メモリ付き)で済ますこともあります。
では、プラ製メスシリンダー代表的な短所は、
メモリ(精度)が不正確(変形しやすい)、傷が付きやすいので洗浄が不十分になる可能性が高い、(可塑剤などの溶出も含めて)耐薬品性が低いなどでしょうか。
これらが許容される試薬の調製なら安価・割れにくいなどの長所が生かされるでしょう。
ガラス製メスシリンダーもメスフラスコに比べれば精度は落ちますし、ブラシ等での擦り洗いも微細な傷が付くことを考えると避けるべき行為です。 |
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