何にしてもプラスミドにクローニングした段階で、個々のクローンについてシークエンスはするべきでしょう。
大部分の分子が正しく合成されていたとしても、たまたま拾ったそのクローンはエラーをもつ分子かもしれません。
ヌクレオチドの重合の精度は一段階ごとに100%ではありませんから、60回も繰り返せばかなり不正な産物ができます。
不正な産物の大部分はヌクレオチド欠失という形になるので(経験上、置換がないわけでもないが)、アクリルアミドゲルで電気泳動すると一から数ヌクレオチド短いのが見えるものです。
このような短い産物を除く精製オプション(アクリルアミドゲル切り出しなど、自前でも可能です)を付けていない場合は、特に危険。 |
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