xyz様、ありがとうございます。
はい、私もその可能性もあるかな?と思い、患者さんの細胞が残っていたら定量PCRでもできたのですが、それが出来ないので今はその実験はpending中です。
> ミスセンス変異ではなくイントロンや上流下流での変異です。
> 発現レベルの異常はよくある話ですよね。
はい、よく聞きますね。実際今回のようなプラスミドを使った強制発現実験で異常が見られなかった場合、発現が違ったりスプライシングが違っていた、というのは論文でもよくみました。
> あと疑問ですが、候補遺伝子のscoringはどのように行ったのですか?
> caseが2例で候補遺伝子と言えるほどのscoreが出るものでしょうか。。。
ここの部分は私は関わっておらず、病院が専門機関に受託したとお聞きしています。
ごめんなさい、scoreという表現が混乱を招きました。このscoreというのは候補遺伝子としてこれが挙がった(scored)という意味で使っていまして(病院の方がそう表現されていました。)、数値だとかそういう意味は含んでいません。
caseが2例で、いずれもX染色体の同じ遺伝子の同じ場所に今回の新規変異を持っています。
実は私は他の実験で、caseが1例の患者さんのwhole exome sequenceを行い、表現型の原因遺伝子を同定し、機能解析を行った経験があります。その時も所属機関のgenomic coreにお願いしましたが、その場合、変異に基づいていくつかdisease-causing候補遺伝子はあがってきたのですが、母方、父方いずれにも変異を認め、それをホモに持つというような遺伝子を絞り込んだところ、一つの遺伝子が挙がりました。という手順を踏みました。ただ、今回の遺伝子はX染色体なので、偽陽性も出やすいのかなと門外漢ではあるのですがそう考えています・・。自分でもそこはしっかり調べないといけないですね。はい、ゲノム解析の結果についてに教えてもらうようにします。ありがとうございます。 |
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