転写と転写因子について基礎的な質問します。論文でNFkBとかみていると、あまり共通点のないような生命現象に比較的限られた種類の転写因子が共通してあちらこちらに登場することはしばしばあるとおもいます。もし転写活性化の標的が単純に単一の主要な転写因子で規定されるならば、どのような場合でも同じような遺伝子セットの転写が活性化されるよにおもうのですが、結果はかならずしもそんなことはないような気がします。このことから、転写因子の標的はリン酸化はじめとする翻訳後修飾などの影響のもとで、転写因子複合体を構成するコアクチベーターなどの蛋白質群の組み合わせパタンで規定されるという理解でよいでしょうか。(刺激の種類とか、そのときそのときのシチュエーションでパートナーが変わり、結果として、多数あるであろう標的遺伝子のどれにプレファレンシャルに結合するかも変わってくる、みたいな感じでしょうか。)もしそうならある転写因子複合体のインターラクトームを来週しらべてみようかと思っていてそれで聞きました。 |
|