現在,生化学を(恐らく)全くといっていいほど勉強してきていなかった
外国人留学生の実験指導をしています。日本語には大変,苦戦していています。
一応,留学生は日本の有機化学系の研究室で博士号をとっているみたいです。
やたら博士号を修士や学士の学生に自慢してきます。
彼に対する指導方法についてご助言ください
原理は知っているから,実際の実験技術を学びたいとのことでしたが,
とりあえずいろんな基本的な実験(SDS-PAGE,PCRなど)を教えるのはいいのですが,困ったことがあります。
@あまりにも研究の流れが分からない。
例えば,SDS-PAGEを教えてくれと言われたので,
タンパク質を分離して,CBB染色で可視化するぐらいはわかっていると思って指導していたのですが・・・・。これはなんの訳に立つんだ?どんな実用性があるのかといった飛躍しすぎた質問をしてきます。原理すらわけっていないのに・・・。
PCRにせよ,直接的に薬に利用するわけでないのに・・・そんな質問をします。
タンパク質精製にせよ,万能な方法があるわけでないのに
万能な方法をあるかのように聞いてくる。(というかイオンクロマトグラフィーすら知らない)
A試薬組成について聞いてくる
SDS-PAGEとPCRなんかは,いろんな試薬を混ぜます。
試薬の組成は教えるべきことです。
ただ,こちらの指導順番を無視して聞いてきます。ゲルを作成段階で
アクリルアミドとは何なのか?バッファーの調製方法とかなんなのか?
この試薬の意味はなんなのか?
早い話,原理なんて理解していないのでごちゃごちゃです。
指導にめちゃくちゃ時間がかかってしまいます。
英語で指導しないといけない,細かい所作が日本人と違いすぎるのに
@とAのような状況が加わって大変です。
インターネットでも詳しいくとが勉強できると英語版サイトを進めても
勉強しません。そもそもインターネットを開く習慣がないようすです。
彼みたいな外国人におすすめな実験書とかないでしょうか?
最低限,紙の書物を自分で調べる習慣は身につけさせたいです。
また,上手な指導方法は何かないでしょうか?ご助言お願いします。 |
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