やり口が私の知っている人間にそっくりで驚いていますが、私の知っているその人は助教の身分ですので、たぶん別人でしょう。ちなみにその助教は、質問者様の語るB講師と同じようなやり口で、共同研究先の学生(博士か修士)をターゲットにし、親切心を建前に先回りしてデータを集め、firstを取ろうとしております。あるひとが、その助教に対して、「成果を横取りされたと学生は思うんじゃない?」と指摘しましたが、「学生には、学位論文に使っていいよって言えばいいんじゃないですか?」と言ってました。
ちょっと趣旨から外れますが、ご助言をさせてください。
わたしも40を超えましたが、3回ほど同じような経験をしました。すっごいストレスなんですよね。人間不信になりますし。でも、その都度あたまを切り替えるようにして、もっと面白い研究テーマを見つけるように努力して、少しずつ前に進んでいます。そうした方が、得るものは大きいです。
いつも思うんですけど、似た者同士は集まるもので、他人の成果に依存している人はそういうコミュニティーに集まりますし、まじめにコツコツやっている人はそういうコミュニティーに集まっていくように思います。私の研究領域の中心にいる人たちは後者の人間達で、力も持っています。似た者同士は集まるの法則通り、気付いたら私もその輪の中に入っていて、一緒に仕事をする様になっていました(めぼしい業績が無い自分であっても)。見ているひとは見ていますし、見抜きます。そしてそういう人が、絶大な力を持っていて救いの手を差し伸べたりします。信頼できる人と一緒に研究したいですからね。
成果の横取りで得られるもの以上に、失うもの(評判や、自然の中に潜む重要なことを見つける嗅覚)も多いと思いますので、因果応報、そのB講師はけっきょくは自分の首を絞めることになると思います。評判が下がれば、警戒されて、共同研究してくれる人も減るでしょうし。
質問者様が、学位取得後、どのような人生を考えているのかわかりませんが、とりあえずいまは、学位が取れれば良しとして、割り切るのも、長い目でみたら必要なことのように思います。 |
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