クリオスタットが研究室に導入され、凍結切片作製に取り組んでおります。
SCEM中に脳を沈め、ドライアイスで冷却したイソペンタン中で凍結し、ブロックを作製しています。(その後の実験の関係上SCEM以外のコンパウンドは使用できません)
厚さ8μmで薄切後、室温のスライドガラスを押し当てて貼り付けをすると、
脳の輪郭が貼り付け直後からSCEMに引っ張られるような形で、脳から剥がれてしまいます。冷却したスライドガラスに貼り付けても同様の現象が起こります。
SCEMへの馴染み具合が不十分であることが考えられ、脳をSCEMに1分程度沈め、新鮮なSCEMに沈め直してブロックを作製するなど、試して見たのですがうまくいきません。(足の早い物質を観察したいため、あまり長くSCEM中に入れておくことができません)
また、コンパウンドに包埋せず、脳のみをドライアイスイソペンタン中で凍結させ、薄切すると輪郭の剥離は見られませんでした。
しかしコンパウンドに包埋せず脳のみを凍結すると、脳が弾けてしまうことが多く、安定しません。
脳の輪郭の剥離防止もしくは脳のみ凍結する際のコツなどについてどうかご教授お願い致します。
宜しくお願い致します。 |
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