いつもこのフォーラム参考にさせて頂いております。
小腸、大腸の筋線維芽細胞の単離、培養に関して質問させてください。
現在上記の、単離、培養を試みていますが、全く成功しません。どなたか経験者いらっしゃればご教授頂けないでしょうか。
方法ですが、いろいろな論文を参考にし、概略ですが、下記のように行っております。
1 マウスから小腸摘出、縦切開し、内容物を洗滌
2 EDTA溶液あるいはEDAT+DTT溶液により、上皮細胞の剥離、除去
3 残った組織を小さく切断し、DMEM (5%FBS、P/S)を使い、フラスコに投入
4 EXPLANT培養とし、筋線維芽細胞をはいでてくるのを待つ。(この間適宜培養液を交換)
過去の論文をみると、1週から数週で筋線維芽細胞のコロニーが確認できるようですが、4週程度に培養基間を伸ばしても全くコロニーが確認できません。最初の1、2週はマクロファージ様細胞が多数接着しているのがみえるきりで、あとはどんどん細胞が死んでいくのみです。
他臓器(皮膚、肺)などの維芽細胞のEXPLANT培養の論文をみるとだいだい1週間くらいで、維芽細胞が這出てくるようです。
組織片が培養液の中で、時に浮いてしまうのも悩ましいところです。
どなたか、ご経験のあるかたで、いい方法を教えて頂ければ幸いです。
その他にも密度勾配遠心、MACSなども考えてみましたが、密度勾配遠心は全く過去論文がなく、肝臓の星細胞のようなわけにはいかなさそう、MACSは筋線維芽細胞の細胞表面マーカーがないことより困難と 他の手段は難しそうです。 |
|