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マウスにFBSを投与 トピック削除
No.6617-TOPIC - 2018/01/24 (水) 14:46:03 - FBS
マウスに細胞を移植する実験を計画しています。その際の溶媒としてはPBSなどは最も無難なところだと思いますが、今回移植したい細胞はかなりナイーブで、細胞の回収から移植までにもいろいろと時間がかかりそうなことから、できればFBSを含む培養液中のままで細胞移植をしたいと思っています。ただ、FBSをマウスに投与すると、何かしらの免疫反応などあまり良くない副反応が生じるのではないかと気になりました。

例えば100ul程度のFBSをマウスに静脈注射する場合、何か問題が生じることが予想されますでしょうか?もしくは、この程度のFBS注射であればよく行われているものでしょうか?
また、ごく一般的な培地や緩衝液(たとえばDMEMやHBSS、HEPES)をマウスに静脈注射することも、一般的には大丈夫なものでしょうか?
皆様のご経験を伺わせていただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
 
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(無題) 削除/引用
No.6617-10 - 2018/01/26 (金) 13:44:37 - FBS
そもさん

ありがとうございます。仰るように、細胞の付着などによるロスも考えると、マウスアルブミンの添加は良さそうですね。
マウスの血清採取は何度か行ったことがありますが、下手に自前でマウスの血清回収をして逆に痛い目に合うのも嫌ですし、、。

皆様
ちょっとした疑問からさせていただいた質問でしたが、思った以上に奥が深く大変参考になりました。ありがとうございます。

(無題) 削除/引用
No.6617-9 - 2018/01/26 (金) 04:21:29 - そも
試した事が無いので想像ですが、血清に残留するトロンビンやADPで肺塞栓起こすかもしれません。かといって血漿だと抗凝固剤が混入するので、マウスアルブミンを添加した生食あたりが適当だと思います。
移植する細胞数も少ないようなので、細胞調製の過程でのロスを考えるとバッファーだけよりは良いような気がします。

(無題) 削除/引用
No.6617-8 - 2018/01/25 (木) 14:07:26 - FBS
monさん

PBSも意外と?負担がかかるのですね。ありがとうございます。グルコースがある方が少しでも細胞に優しそうですので、ブドウ糖液かHBSSにしてみたいと思います。


おおさん

私自身、大分以前に細胞移植の実験をしたときには(単なる予備実験だけでしたが)、FBSのキャリーオーバーを全く意識していませんでした。
不要な免疫応答はできるだけ避けたいですので、できるだけFBSが残らない系を組みたいと思います。

(無題) 削除/引用
No.6617-7 - 2018/01/25 (木) 11:14:18 - おお
そういえばがん細胞を移植するときは、一度血清抜き培地などで洗うとかするでしょうけど、結構キャリーオーバーはある状態で打ってたりしてたような気がする。

見る実験によってはその程度では厳しいかもしれない。

補足 削除/引用
No.6617-6 - 2018/01/25 (木) 10:41:14 - mon
量にもよりますが、D-PBS中のリン酸濃度(10mM程度?)は輸液にしては高すぎ腎臓等に負担が掛かります。
5% glucose、0.9%NaClやHBSS等の等張液の方が身体に優しいです。

(無題) 削除/引用
No.6617-5 - 2018/01/25 (木) 02:16:55 - FBS
皆様

早速のご意見ありがとうございます。
皆様のご意見は総じて、FBSの投与はあまり良く無さそうだというご意見だと理解しました。
ご指摘の様に、体重換算の量や異種タンパクであることを考えると、私自身FBSの投与は出来るだけ避けたいと思ってきました。
直前に細胞を遠心して、溶媒をPBSに変えるのが最も理想的だとは分かっているのですが、細胞量が非常に少なく、ペレットも見えない様な状況なので、マウスに移植する部屋の近くにある遠心機でささっとやってしまう、というのも細胞をロスしてしまいそうで悩んでいました。

どこかのタイミングで溶媒を出来るだけPBSに置き換えたいと思いますが、どうしても細胞のロスが心配で、いくらかは溶媒のキャリーオーバーが置きると思います。1qw2え3r4t5yさんのマウス血清を用いる、というアイデアも是非合わせて試してみたいと思います。

(無題) 削除/引用
No.6617-4 - 2018/01/25 (木) 01:15:59 - CD
異種タンパクをたくさん入れるのはどうかと思います。
また、血清を100ul静注するというのも、大丈夫なのか気になります。マウスの循環血漿量が2ml 前後だと教わったことがあります。PBSは組織液にも分布することとなるでしょうけど、血清は違いでしょう。むしろ組織液を血管内に引き込むことになるかも。そうなると循環血液量の1/20に相当する血清を急速静注すると心不全になる気がします。

途中までタンパク入りのバッファーで操作して、最後はPBSで洗浄、PBSで分散して注射じゃ駄目なんでしょうか?

あzsgtvbひゅ 削除/引用
No.6617-3 - 2018/01/24 (水) 19:50:55 - 1qw2え3r4t5y
血清が必須かどうかはわかりませんが、異種血清は変な免疫応答を起こすかもしれないので、mouse serumを溶媒に使用すればどうですか。市販品もありますが,添加物を含むかもしれないので、実験につかうのと同じ系統のマウスを2、3匹買って採血して血清分離して、分注凍結保存するのがいいとおもいます。

(無題) 削除/引用
No.6617-2 - 2018/01/24 (水) 19:03:52 - AA
どうせ体内に入れれば溶媒なんか拡散して置き換わってしまうのだから、
余計なものが入っていないほうがいいような気もしますが・・・


体重20gだとすれば100ulは0.5%、体重約60kgのヒトで置き換えれば300ml。
300mlの異種生物の血清を血中に入れられたら激烈な影響が出そうな気がしませんか?

マウスにFBSを投与 削除/引用
No.6617-1 - 2018/01/24 (水) 14:46:03 - FBS
マウスに細胞を移植する実験を計画しています。その際の溶媒としてはPBSなどは最も無難なところだと思いますが、今回移植したい細胞はかなりナイーブで、細胞の回収から移植までにもいろいろと時間がかかりそうなことから、できればFBSを含む培養液中のままで細胞移植をしたいと思っています。ただ、FBSをマウスに投与すると、何かしらの免疫反応などあまり良くない副反応が生じるのではないかと気になりました。

例えば100ul程度のFBSをマウスに静脈注射する場合、何か問題が生じることが予想されますでしょうか?もしくは、この程度のFBS注射であればよく行われているものでしょうか?
また、ごく一般的な培地や緩衝液(たとえばDMEMやHBSS、HEPES)をマウスに静脈注射することも、一般的には大丈夫なものでしょうか?
皆様のご経験を伺わせていただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。

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