ヒトCD抗原を発現させたマウスがん細胞を研究室で用いています。
PE-抗ヒトCD抗原 マウス抗体を用いてFACSをするのですが、
その際にいままで実験していた人が言うには、今までその人はヒト用のFcブロッキングを用いていたそうです。
CD抗原はマウスですがマウス細胞を用いており、Fc receptorがあるとしたらマウスのものであると考えられ、ブロッキングはマウス用のものではないかと思いました。同僚に聞いても、マウス用のブロッキング剤では?と言われ、どちらが正しいのか混乱しています。
確認のため、マウスブロッキング、ヒトブロッキングそれぞれを使ってマウスIsotypeコントロールも含めて実験したところ
Unstained (mouse blocking) PE+ 0.02%
Unstained (human blocking) PE+ 0.04% とかわりなし
Isotype control (mouse blocking) PE+ 0.51%
Isotype control (human blocking) PE+ 0.07%
CD抗原染色 (mouse blocking) PE+ 85.40%
CD抗原染色 (human blocking) PE+ 85.42% とかわりなし
とIsotypeのみ違いがあり、さらに混乱しました。
結局、CD抗原染色だけみたら、Isotype control必要なし、human blocking でもmouse blockingでも変わりなし。と言えると思うのですが、
このIsotype controlの違いはどう解釈したら良いのでしょうか。
みなさまは、この場合、マウスFcブロッキング と ヒトFcブロッキングのどちらを使用されますか?
よろしくお願いいたします。 |
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