HRPの反応は一般に、瞬間的に立ち上がって短時間で減衰するものです。
短時間で爆発的に反応が起こるのでそれなりの検出系でなければシグナルが飽和してしまうかも。反応で生じるラジカルが酵素を失活させていくので、HRPが多いほど失活の影響が大きくなるという要因もあります。
なのでKineticsを取るのは難しそう。
反応液にスカベンジャーを入れたり反応速度の調整剤を入れたりして、発光寿命を長くしたり、爆発的ではなく中庸な反応を持続的にしたりする、モディファイされた基質液が各社から色々出ていますけど、そう言うの使っても定量性は難しかろう。
おすすめするのは、HRPではなくAlkaline phosphatase(AP)を使う方法。
CDP-starやCSPDなどの発光基質で長時間プラトーな発光をえられて定量性がよい。微弱なシグナルでも、露光時間を長くして検出するという方法が取れる。 |
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