バキュロウイルスを用いた組換えタンパクの糖鎖付加に関する課題は以下を参照
ttp://seisan.server-shared.com/642/642-56.pdf
ttp://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9306/9306_tokushu_4.pdf
バキュロウイルスが実験室レベル(〜数10mg)での組換えタンパク産生で用いられなくなった(なってきた)理由は、私の経験からは以下のようです。
組換えタンパク産生が目的ではなく、それを使った研究が目的なので「組換えタンパク産生」に手間をかけたくないのが一番かと。とくに最近は多種(変異体、相互作用するタンパク等)を同時に用意する必要もあるので、個別に条件検討なんて面倒。。
「」内は浮遊培養系。具体的には、
バキュロウイルス作製までの時間が掛かる「発現ベクターにクローン化するだけ」。
(比較的難しいと予想されるタンパクを試行するため)まあまあの確率で可溶性発現が得られない〜収量が想定より少ない。
「CHO, HEK293浮遊大量培養用の培地(kit)の性能が良くなり手軽に収量が大幅アップ=目的の収量(〜数10mg)程度なら一過性発現法で最適化不要。」
「費用も~20万円程度で2~3週間でOK=一見高価であるが費用対効果(人件費等)・失敗率・時間を考えると安価」
培地だけ購入してPEI-MAX等で安価に済ます方法もあります。。 |
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