その「アクチンと相互作用するタンパク質」が、アクチンの重合に関与するとの仮説を持っているなら、ファロイジンで見るのは理にかなっているかもしれませんね。あるいは、そのタンパクがGアクチンと相互作用する事が分かっていて、その可視化(できるのかは分かりませんが)を目的とするならば、抗体を用いた方が良いかもしれませんね。
ファロイジンと他の抗体との二重染色については、それぞれの染色に適した固定法が一致しているか、確認しておいた方が良いと思います。ファロイジンはメタノール固定では検出が難しいです。通常の抗体染色はPFAが用いられる場合が多いと思うので、その場合は問題になりませんが、例えば、ある種の細胞骨格タンパクの染色ではメタノール固定が必要で、ファロイジン染色との併用が問題になった経験があります。 |
|