ラボで行ったELISAで理解できないことが起こったので投稿させていただきます。
抗体をラボで精製してELISAを行っていました。
以前に精製したロットもコントロールとして同時にELISAしました。
epitopeのコート量を0ng, 250ng. 500ng, 1000ng, 2000ngと、抗体量は
100ug/mlで行いました。
結果ですが、
旧ロット
epitope: 0ug (0.198), 250ng (0.320), 500ng (0.351), 1000ng (0.521), 2000ng (0.654)とコート量依存的に吸光度が上がっています。
問題は新ロットですが
epitope: 0ug (0.462), 250ng (1.270), 500ng (0.647), 1000ng (0.596), 2000ng (0.461)とコート量依存的に吸光度が下がってしまいました。
westernをすると旧ロットは若干分解されています。
以上のことから以下のことを推測しました。
1)ブロッキングが完全ではない
2)新ロットは抗体としてIntactであるために、吸光度が強い
3)コート量が多すぎるため、抗体の認識能が下がるため、新ロットでコート量依存できにシグナルが下がった。
ですが、それでもなぜ旧ロットと新ロットでコート量に対してシグナルが逆になるのかの説明にはなっていません。
別の可能性として、新ロットの抗体がincubation中に凝集したとも思ったのですが、可能性は低いと考えています。
もしこの説明がつく方がいましたらぜひ教えてください。
よろしくお願いいたします。 |
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