お世話になります。
現在ある遺伝子のエクソン内1塩基置換を導入したいと思っています。
CRISPR-Cas9システムと、ホモロジーアームを組み込んだPyggyBac transposonプラスミドを用いた騒動組替えによる1塩基置換を導入を検討していましたが、思うようにノックインされませんでしたので、やむなくssODN(1塩基置換をもたせた一本鎖DNA)をドナーとしてやってみようと考えています。
一点確認したいことがあります。
ssODNは1塩基置換を中心に、全長100ntを合成しようと思っています。
一方、このドナーをCas9抵抗性にするため、PAM配列やsgRNAの認識配列に変異(synonimous mutation)をもたせようと思っています。ただそのsgRNAの認識配列やPAM配列が5’側15-35塩基に相当しており、この部位に2箇所のsynonimous mutationを導入したとして、きちんとこのsynonimous mutationと目的の一塩基置換がゲノムに騒動組替えされるのか少し疑問です。
Cas9抵抗性にするなど、複雑なことは考えず、無難に一塩基変異だけをssODNにもたせた方がよいのか、それとも導入する変異の位置や数に関わらず、組み替わるものは変わるのか、それとも5’側をもう少し長く(今の50塩基よりもずっと長く)すればいいのか、などご指摘、ご指導いただけますと嬉しいです。
私の周りではこのような実験は初めてで、手探りで行なっている状況です。
もしうまくいけば、スクリーニングはRFLP(Restriction Fragment Length Polymorphism、制限酵素断片長多型)でクローンをスクリーニングする予定です。
よろしくお願いいたします。 |
|