ホモジナイザーを使わずにいきなり注射器で処理できるのは、脾臓あたりでしょうか。
>加えてBioruptorでSonicationをかけた方がRNAは多くとれてくる
シリンジの径や見た目の状態がわかりませんが、
この結果からだけでは、ソニケーションで壊れるのは核膜ではなく組織自体で、シリンジでは組織が壊れていないためにRNAが回収できていないとも解釈できるのではないでしょうか。
>私の経験ではシリンジと注射針を用いてホモジナイズしていくと、だんだん粘性が強く感じるようになります。
RNA回収時にシリンジを通す目的の一つにゲノムDNAの切断があり、その場合は粘性が低くなります。少なくとも培養細胞であれば、18G位の注射針でゆっくり押し出していくと、一滴ずつぽたぽた落ちるくらいに粘性が低くなります。
そのため、粘性が強くなるのであれば、核膜が壊れることにより放出されたゲノムDNAが切断される状態に至っていないか、その組織特有の現象なのかもしれません。 |
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