Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 新しいテーマで話を始める場合、質問をする場合は「新しいトピックを作る」から書き込みをしてください。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

新しいトピックを作る | トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

マウス実験中の心肺停止をどうにかしたい トピック削除
No.6445-TOPIC - 2017/11/08 (水) 20:39:39 - げろん
 首題の通り、マウス実験中の心肺停止をどうにかしたいと考えています。私自身はまだin vivoの実験をしていないので、同じ研究室の同期の実験を見ていた時のことになります。

 ddYマウス(おそらく5週齢ぐらい)をイソフルランが入った遠沈管に突っ込むことで麻酔をかけていました。麻酔がかかってすぐは心臓が動いていたのですが、2,3分程度経った頃に心臓が止まってしまっていました。以前に助教の先生が同様の状況に陥った時、心臓マッサージをすることで蘇生していたのを見たことがあったので見よう見まねで私と同期もやってみたのですが、生き返ることはありませんでした。

 そこで本題なのですが、マウスが過麻酔などで不慮の心肺停止に陥った時、どのような対処を取れば蘇生に成功することができるでしょうか。心臓マッサージでしたら、どの程度の速さで、どの程度の時間をおいて行えばいいのか等、詳しく教えていただきたいです。

 私としては、実験用のマウスが麻酔のミスで死んでしまうのを見るのが今回で2回目だったのですが、そもそも動物が好きなことと、動物実験に対してきちんと誠意を払った対応をしたいということ、自分がin vivoの実験を始めたら同じようなミスをしたくないという3点から、どのような対処を取ればいいのかがとても気になります。

 ぜひ皆様の意見をお聞かせください。よろしくお願いします。


また、4月に研究室に入ったばかりの実験初心者なので、内容について至らない部分がございましたら申し訳ありません。不明瞭な点がございましたら、なんでも申しつけ下さい。
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



15件 ( 1 〜 15 )  前 | 次  1/ 1. /1


返信ありがとうございます 解決済み 削除/引用
No.6445-15 - 2017/11/12 (日) 09:39:02 - げろん
a様
返信ありがとうございます。
人工呼吸はスポイトやアンプルで代用できるというのは非常に興味深い情報です。今後試してみたいと思います。

ふみ様
返信ありがとうございます。
イソフルランを薄めるという考えはありませんでした。プロピレングリコールを用いているということでしたが、他のもので代用できないかなと少し思いました。自分自身で調べてみようと思います。


皆様、様々な忌憚のない意見をお教え頂きありがとうございました。皆様の意見を参考にし、倫理的に問題なくミスが最も少なくなるような実験をしていきたいと考えております。今後再び質問することがあるかもしれませんが、その際はよろしくおねがいします。

(無題) 削除/引用
No.6445-14 - 2017/11/11 (土) 06:17:58 - ふみ
イソフルラン単独だと麻酔管理が忙しすぎて困るので、プロピレングリコールで3割ぐらいまでイソフルランを薄めて使っています。これだと独りでも何とかなります。

(無題) 削除/引用
No.6445-13 - 2017/11/10 (金) 20:48:29 - a
基本的にはイソフルランは麻酔器を使った方がいいとは思いますが。。

機器が無い場合は、人工呼吸はかなり有効ですよ。
特別な機材は必要なくて、スポイトや20mLくらいの生食液プラスチックアンプルの使い終わったものでも代用できます。
心拍停止後すぐなら、数回のスポイトでほぼ蘇生できると思います。

継続的に利用するなら、動物はもちろん周囲の実験者への影響も含めて、麻酔器を購入してもらえるといいですね!

返信ありがとうございます 削除/引用
No.6445-12 - 2017/11/10 (金) 20:16:55 - げろん
PD様
返信ありがとうございます。
麻酔器の性能はそんなに高いのですね。できることなら欲しいところです。

呼吸の状態については、授業で聞いた話だったのですが私の勉強不足で忘れていたことでした。ありがとうございます。

(無題) 削除/引用
No.6445-11 - 2017/11/10 (金) 09:40:43 - PD
書き方がまずかったですね。麻酔器のことです。
これを使用すれば、そうそう麻酔で死ぬことはありません。

ない場合は手術中も時々マウスの呼吸状態(胸の上下の頻度)を見て、遠沈管を付けたり外したりしないといけません。自分でやると大変なので、技術員さんなり同期の方なりに手伝ってもらって、その方に麻酔のコントロールをお願いするのも手です。目安としては、荒い呼吸(効きはじめ)→安定したゆっくりの呼吸(麻酔がちょうどよく効いている)→首がひくひく上がる(効きすぎ)→呼吸停止という感じでしょうか。



>[Re:6] げろんさんは書きました :
> PD様
> 返信ありがとうございます。
> 知識不足で申し訳ありません。ポンプというのはどのようなものでしょうか。調べてみたところ、Univentorという会社が出している小動物用イソフルラン麻酔器というものを確認したのですがこのようなものでしょうか?
> また、首をひくひく上にあげるようになったら麻酔が効きすぎているというのは私にとって非常に有用な情報です。同期にも今その旨を伝え、共有しました。ありがとうございます。

返信ありがとうございます 削除/引用
No.6445-10 - 2017/11/09 (木) 20:13:41 - げろん
taka様
返信ありがとうございます。
そうですね。そもそも麻酔で心停止すること自体に問題があるので、そちらを改善するのが大事だと思いました。

また、動物の好き嫌いによらず倫理的に扱う必要があるというアドバイスもありがとうございます。先生に言う際は、その点は述べないで事実だけを述べることにします。

(無題) 削除/引用
No.6445-9 - 2017/11/09 (木) 15:24:50 - taka
横槍になってしまいますが、蘇生に熱心になるより適切な麻酔深度でかけられるようにすることが重要ですよ。
麻酔方法・薬剤については動物実験委員会等が推奨方法を定めているでしょうから、そういうものを学ぶのと、何よりきちんとできる指導者に教わることです。
あとは処分するマウスがあったら麻酔深度を深めながらどの程度で蘇生しなくなるか観察してみるとか。
体重や状態にもよるし、過麻酔での安楽死不可という施設基準(あまりないと思います)だとダメですが…。

また、何の実験が存じませんが、蘇生したとは言え、一度心肺停止になったものと正常に麻酔下におけたものでデータを同列に扱えるとは限りません。
勿論無駄に死なせるべきではないので蘇生できるに越したことはないですが。

ついでに、言いがかりのように感じるかもしれませんが、もし貴方のその主張を上の先生に伝える場合は「動物が好き」は言う必要はありません。
好きでも嫌いでも倫理的に扱うべき、というだけのことなので。

返信ありがとうございます 削除/引用
No.6445-8 - 2017/11/09 (木) 13:46:51 - げろん
ano様
返信ありがとうございます。人工呼吸をするというのは初めて聞きました。マウスに人工呼吸をするとなると、かなり細い管が必要だと思いますが、例えばカテーテルのようなものを用いれば良いのでしょうか。調べましたところマウスやラット用の人工呼吸器もあるようですがかなり高価な気がするので、細いチューブを用いた人工呼吸も一度試してみたいと思います。

(無題) 削除/引用
No.6445-7 - 2017/11/09 (木) 12:50:53 - ano
適当な太さと長さのチューブで息を吹き込む
人工呼吸をしている人を見たことがあります

返信ありがとうございます 削除/引用
No.6445-6 - 2017/11/09 (木) 09:34:21 - げろん
PD様
返信ありがとうございます。
知識不足で申し訳ありません。ポンプというのはどのようなものでしょうか。調べてみたところ、Univentorという会社が出している小動物用イソフルラン麻酔器というものを確認したのですがこのようなものでしょうか?
また、首をひくひく上にあげるようになったら麻酔が効きすぎているというのは私にとって非常に有用な情報です。同期にも今その旨を伝え、共有しました。ありがとうございます。

(無題) 削除/引用
No.6445-5 - 2017/11/09 (木) 09:12:08 - PD
ポンプを使うと一番簡単なのですが、ないのでしょうか。
遠沈管に頭を突っ込んで行う場合は、首をひくひく上げるようになったら麻酔が効きすぎているので、すぐ遠沈管をはずして呼吸が戻るまで空気を吸わせると大丈夫だったりします。

返信ありがとうございます 削除/引用
No.6445-4 - 2017/11/08 (水) 23:07:09 - げろん
tracker様
返信ありがとうございます。
自信がつくまでは助教の先生に見てもらうことにします。なるべく早く、正確な手技を身につけられるよう頑張ります。

AA様
返信ありがとうございます。
麻酔について詳しくないので、とても参考になります。全く知識がない自分が管理できるとはとても思えないので、他の麻酔薬の使用を検討してもらえないか1度先生に聞いてみたいと思います。

(無題) 削除/引用
No.6445-3 - 2017/11/08 (水) 21:54:21 - AA
麻酔が深くなりすぎないようにきちんと管理してください。
吸入麻酔薬を管理することが難しいようなら、
三種混合麻酔薬などの注入麻酔薬を使用してください。
一部の麻酔薬は過剰な麻酔に対して拮抗薬を用いることも可能です。

(無題) 削除/引用
No.6445-2 - 2017/11/08 (水) 21:03:10 - Tracker
見よう見まねでやるのではなく、きちんとできるようになるまで、熟練の技術者に見てもらうのが一番です。今の場合は助教の先生ですね。
動物の苦痛軽減という観点からも、なおさらです。
中途半端だと動物が余計に苦しんでしまいますので。

マウス実験中の心肺停止をどうにかしたい 削除/引用
No.6445-1 - 2017/11/08 (水) 20:39:39 - げろん
 首題の通り、マウス実験中の心肺停止をどうにかしたいと考えています。私自身はまだin vivoの実験をしていないので、同じ研究室の同期の実験を見ていた時のことになります。

 ddYマウス(おそらく5週齢ぐらい)をイソフルランが入った遠沈管に突っ込むことで麻酔をかけていました。麻酔がかかってすぐは心臓が動いていたのですが、2,3分程度経った頃に心臓が止まってしまっていました。以前に助教の先生が同様の状況に陥った時、心臓マッサージをすることで蘇生していたのを見たことがあったので見よう見まねで私と同期もやってみたのですが、生き返ることはありませんでした。

 そこで本題なのですが、マウスが過麻酔などで不慮の心肺停止に陥った時、どのような対処を取れば蘇生に成功することができるでしょうか。心臓マッサージでしたら、どの程度の速さで、どの程度の時間をおいて行えばいいのか等、詳しく教えていただきたいです。

 私としては、実験用のマウスが麻酔のミスで死んでしまうのを見るのが今回で2回目だったのですが、そもそも動物が好きなことと、動物実験に対してきちんと誠意を払った対応をしたいということ、自分がin vivoの実験を始めたら同じようなミスをしたくないという3点から、どのような対処を取ればいいのかがとても気になります。

 ぜひ皆様の意見をお聞かせください。よろしくお願いします。


また、4月に研究室に入ったばかりの実験初心者なので、内容について至らない部分がございましたら申し訳ありません。不明瞭な点がございましたら、なんでも申しつけ下さい。

15件 ( 1 〜 15 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を

このトピックにメッセージを投稿する
名前 
メール   アドレス非公開
   タイトル 
本文      
設定  クッキーを保存(次回の入力の手間を省けます)
上に上げない(トピックの一覧で一番上に移動させません)
解決(問題が解決した際にチェックしてください)
暗証  半角英数字8-12文字の暗証番号を入れると、あとで削除、修正ができます。
送信 

〔使い方〕
  • 「アドレス非公開」をチェックすれば、自分のメールアドレスを公開しないで他の方からメールを受け取れます。
  • 問題が解決した際には、解決ボタンをチェックして解決した旨のコメントをつけてください。これは、初めにトピックを作った人と管理人のみが可能です。
  • 半角カタカナ、機種依存文字(全角ローマ数字、○の中の数字等)は文字化けの原因となりますので使わないでください。