「扱いやすい」という意味が曖昧ですが、発現制御が厳密という意味では、
tetracycline-inducible promoter、Arabinose-inducible promoter、rhamnose -inducible promoterが販売されています。
後者2つは大腸菌ゲノムからクローン化できます(promoterだけでなく隣接する転写制御因子遺伝子も必要)。
人工的なhybrid promoterは、以下がお薦め。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC146584/
8カッター制限酵素について、「よく切れる」という意味も曖昧ですが、周辺の配列に影響されない、環状DNAも線状DNAと同様に切断(数倍のUnitsが必要程度)と言う意味では
AscI, PacI, SrfI, SwaI, SgfI辺りかな。
Unit当たりの価格がかなり異なるので、複数メーカーを調べてください。なおUnitも基質DNAを完全切断する活性単位で、一カ所切断する活性単位ではないです。言い換えると基質DNAを複数箇所切断する酵素は1カ所切断する酵素より、Unitあたりの切断能力が高いと言うこと。基質を何カ所切断するのかも調べて、安価なものを選びましょう。
カタログの注意書きも参考になります。
SfiIは完全切断が難しいplasmidがあるのでお薦めしません(切断部位が2箇所ないと効率が悪い)。 |
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