血中アルブミン濃度測定がうまくいかず困っています。
現在、ラットの肝細胞で構築した組織をマウスに移植し、マウス血中のラットアルブミン濃度の測定をELISA法で行っています。しかしながら、移植前のマウス血中でラットアルブミンが検出されてしまいます。(通常は検出されないはずです。)
原因として、1,抗体の交差反応(マウスとラット)、2,何らかの血中成分の非特異的結合を考えています。もしくはその両方。
抗体は新たな物(ラット特異的なもの)を購入する予定ですが、今回の測定結果を見てみると、交差反応にしては高い値(マウス購入先の血液生化学値を超える値)を示しており、血液成分の非特異的結合かと考えています。
血液処理は、マウス尾静脈からヘパリン処理されたヘマトクリット管を用いて採血(50µl)、37℃で1時間インキュベート、その後4℃で一晩放置したのち、9200×g, 5min, 4℃で遠心分離し、できた血清を1%BSAに希釈しELISA測定しています。
数回ほど上記条件で血清分離を行っていますが、どうしても溶血してしまいます。何がいけないのでしょうか。また溶血がELISAに影響を及ぼすものでしょうか。
何かアドバイスをいただけると幸いです。
宜しくお願いします。 |
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