組換え酵素反応の前後で配列がどうなるか(連結するか否か、連結するにはどうなるべきか)は、切断部位付近の配列から制限酵素の様に考えることも可能です。
Cre結合部位(正方向) 組換え部位 (^は切断部位) Cre結合部位(逆方向)
5'-ATAACTTCGTATA - G^ATACA T - TATACGAAGTTAT -3'
3'-TATTGAAGCATAT - C TATGT^A - ATATGCTTCAATA -5'
なので、反応中間体に制限酵素切断断片のような5’突出部位(一本鎖5'-TGTAT-3')が出来ますので、そこが相補的なら連結されます。
上記組換え部位(5’突出部位)の配列が異なるため、loxPとは組換えが生じないlox511, lox5117, lox2272, loxFASも汎用されます。 |
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