BioTechnicalフォーラム [アフィニティー精製バッチ法とカラム法の収率の違い]

アフィニティー精製バッチ法とカラム法の収率の違い

No.6325-TOPIC - 2017/09/19 (火) 22:32:53 - EU

現在、あるタンパク質のアフィニティー精製を行っております。

特異抗体結合ゲルを使用したカラム法による精製系は確立できておりますが、バッチ法ならもっと迅速に精製できるのではないかと思い、トライしてみました。
しかしながら、目的とするタンパク質の回収率がカラム法の半分以下となってしまい、どう改良していこうか思案しているところです。
特異抗体結合ゲルや各bufferは、カラム法と同じものを使用しております。

皆様の中で、同様の経験をされた方やアイデアをお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ともご指導よろしくお願いします。
　

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No.6325-6 - 2017/09/23 (土) 15:09:46 - AP

カラムは一方向の液流で、液交換も前後のバッファーと混じり合うことがほとんどなく、溶出されればそのまま移動してカラム外に押し出されてくるわけですから、効率を考えれば合理的なのは当然でしょう。
バッチはvoidに残った前液と後から入れる液とが混じることになるし、溶出物を上清として回収するのではviodに残るぶんは取り切れない。結局は効率を上げるためには液替えの操作を繰り返すことになりますが、それは希釈を招いて濃縮の手間をまねくことになりかねません。
収量をとるか操作の簡便さを求めるかのトレードオフではないでしょうか。
あるいは、限外ろか膜カップ内でバッチ処理して、溶出は遠心ろかするとか？

(無題)

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No.6325-5 - 2017/09/23 (土) 14:23:15 - １qw２え３r４t５

溶出はどうやってるの。単に希釈されてるだけでは。

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No.6325-4 - 2017/09/21 (木) 15:30:26 - おお

ちゃんと吸着したけど溶出がうまく行ってないのか、吸着効率が悪いのかは確認して見る必要があるのかもね。

バッチで吸着させて、カラムに乗せて溶出というてもありますよ。溶出がうまく行ってないならとくに溶出だけでもカラムと同じ方法を取るのも手かなと。

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No.6325-3 - 2017/09/20 (水) 19:37:58 - mon

カラム法に比べバッチ法では、同じ担体量・液量で比較した場合、目的タンパクと担体との接触時間が短いため、インキュベーション時間を長くするか、担体量を増やすと収量が改善します。
バッチ法の溶出液は前液（洗浄液）で希釈されることを考えてやや濃いめにするか、２回以上溶出すると良いです。