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内因性ペルオキシダーゼのブロックに0.3%H2O2+メタノール トピック削除
No.6320-TOPIC - 2017/09/16 (土) 19:28:30 - どーじ
technicに関する質問ではないのですが、みなさん助けて下さい。

ホルマリン固定・パラフィンブロック標本のCD31免疫染色の際に、内因性ペルオキシダーゼのブロックとしてルーチンに0.3%H2O2添加メタノール液に30分間浸ける処理を行っています。
これを論文のmaterials and methodsに記載したところ、minor revisionでreviewerから、「この部分のreferenceを示せ」と指摘されました。
(正確には、'”Endogenous peroxidase activity was blocked using 0.3% H2O2 in methyl alcohol for 30 minutes”. Reference about that method is needed.')

日頃から免疫染色の際にルーチンで行っている操作で、日本のホームページでも、欧米のホームページでも、普通に記載されている方法だと思います。そのため逆にreferenceに引用できるような文献(書籍でも可)が見つからず困っています。

どなたか、「内因性ペルオキシダーゼのブロックとして0.3%H2O2含有メタノールに30分浸漬する」ことのreferenceとして記載できるような資料(英語論文、英語書籍など)をご存知でしたらお教えいただけませんでしょうか。

よろしくお願い致します。
 
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(無題) 削除/引用
No.6320-8 - 2017/09/18 (月) 06:07:37 - X
私たちの研究室でも同じメソッド(0.3% H2O2 in MeOH)を使ってます(10分程度しかやってませんけど)が、査読者からここを突っ込まれたことはないですね。ちょっと驚きですが、対応するしかないですね。

ちょっとググると、http://www.biotechniques.com/multimedia/archive/00074/CRI-FP-Microscopy_74545a.pdf のような、論文だか何だか分からないものが出てきました。その中で、内因性ペルオキシダーゼの阻害に関する記載を見ると、下記の論文が引用されてます。

J Histochem Cytochem. 1972 Oct;20(10):829-31.
Inhibition of erythrocyte pseudoperoxidase activity by treatment with hydrogen peroxide following methanol.

Streefkerk JG.

http://journals.sagepub.com/doi/pdf/10.1177/20.10.829

ざっと読むと、メタノール処理後、0.0125%H2O2 in PBSで処理しており、H2O2を直接メタノールに加える形ではないので、引用として適切かどうかは判断しかねますが、メタノールと低濃度H2O2を併用する事の理論根拠は提示されていると思います。この近辺の論文を探して見ると、0.3% H2O2 in MeOHで3% H2O2 in PBS (or water) と同等の効果を示す事を示した論文も出て来るかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.6320-7 - 2017/09/17 (日) 20:18:59 - 小言幸兵衛
Endogenous peroxidase activity was blocked using 0.3% H2O2 in methyl alcohol for 30 minutesとそのままGoogle検索すると、論文らしいヒットがいくつもリストに見えますが、それらには一応目を通されたのでしょうか。

(無題) 削除/引用
No.6320-6 - 2017/09/17 (日) 19:06:46 - AP
実際そういう処理をした時、基質をかけても内在性酵素で染まることはない
という図をsupplimentにでもつけたら一番いいんじゃないでしょか。

(無題) 削除/引用
No.6320-5 - 2017/09/17 (日) 18:55:47 - AP
実験書にも書いてあるだろうから、そういう書籍を引用してもいいと思う。
レヴュアーのポイントは、0.3%で十分な失活ができるという論拠じゃないかしら。
なんかそれに関しては疑いを指摘する論もあるようだけど。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4401301/

(無題) 削除/引用
No.6320-4 - 2017/09/17 (日) 07:11:47 - おお
方法論的にH2O2が有効だというのと、あなたのラボでずっとやってきたんなら、ラボで発表した昔の論文などがあると思うので両方をリファレンスに併記するといいでしょう。

(無題) 削除/引用
No.6320-3 - 2017/09/17 (日) 03:42:26 - 免染乙
H2O2もMethanolもともにhemeを壊すはたらきがある。それでperoxidase が失活して、DABでの検出での偽陽性反応は抑えられる。
hydrogen peroxide, heme, あるいはmethanol, hemeでPUBMED検索すればいろいろ出てくる。degradationとかcleavageとか壊し系の単語もいれればより絞れる。別にプロトコルの引用でなくても、上記の試薬の作用を論じた論文でもいいとおもう。採否にかかわるような部分でないので何か引用しとけばいいのではないかとおもう。

レビュアーは組織化学の実験にあまり経験のないひとかもしれない。

(無題) 削除/引用
No.6320-2 - 2017/09/17 (日) 01:30:17 - おお
ttps://www.thermofisher.com/us/en/home/life-science/protein-biology/protein-biology-learning-center/protein-biology-resource-library/pierce-protein-methods/methods-block-endogenous-detection.html
こちらに

Recommended reading

Dakshinamurti, K. and Mistry, S.P. (1963) J. Biol. Chem. 238, 294.
Naritoku, W.Y. and Taylor, C.R. (1982) J. Histochem. Cytochem. 30, 253-260.
Coons, A.A., et al. (1942) J. Immunol. 45, 159-170
Beisker W et al. (1987) Cytometry 8:235–239.
Cowen T et al. (1985) Histochemistry 82:205–208.
Mosiman VL et al. (1997) Cytometry 30:151–156.
Romijn, Herms J. et al. (1999) J Histochem Cytochem 47:229–236.

とありますが、これらの何処かにかいてないでしょうかね。。。むっちゃ古いのもありますけど。

あと
ttp://journals.lww.com/appliedimmunohist/Citation/2011/10000/Blocking_Endogenous_Peroxidases_in.19.aspx
ここで触れられてます。ハンドブックでは3%と書かれてますが、そのハンドブックとか、、、

実際にそうした作業をしている文献などでもいいなら、
ttp://www.mcponline.org/content/4/12/1920.long

内因性ペルオキシダーゼのブロックに0.3%H2O2+メタノール 削除/引用
No.6320-1 - 2017/09/16 (土) 19:28:30 - どーじ
technicに関する質問ではないのですが、みなさん助けて下さい。

ホルマリン固定・パラフィンブロック標本のCD31免疫染色の際に、内因性ペルオキシダーゼのブロックとしてルーチンに0.3%H2O2添加メタノール液に30分間浸ける処理を行っています。
これを論文のmaterials and methodsに記載したところ、minor revisionでreviewerから、「この部分のreferenceを示せ」と指摘されました。
(正確には、'”Endogenous peroxidase activity was blocked using 0.3% H2O2 in methyl alcohol for 30 minutes”. Reference about that method is needed.')

日頃から免疫染色の際にルーチンで行っている操作で、日本のホームページでも、欧米のホームページでも、普通に記載されている方法だと思います。そのため逆にreferenceに引用できるような文献(書籍でも可)が見つからず困っています。

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