ちょっと詳しくはわからないですが、どうやら細胞を安定同位体を含む培地で飼うことによりMSというレベルでラベルを入れることができるようなので、そういうのを利用できないかとダメ元のアイデアを書いてみます。
まず片方の細胞の表面をビオチンでラベルします。このときタンパク質が相互作用できる程度にラベルするビオチン量とすることが重要ですが、それが評価できないので試行錯誤になるかもしれません(既知のなにか任意の相互作用するような分子で大体の探りを入れるのも手かもしれませんけど、あ酵素反応でシグナルが実際に伝達できる上限の量でラベルをすればいいか)。
で細胞はどちらの蛋白由来かわかるように異なる同位体でラベルしておく(あるいは片方だけラベルする)。
その後、細胞同士を接触させて、クロスリンクを施す(膜透過しないやつがいいかもしれません)。
細胞のLysateを作りビオチンでラベルした蛋白をストレプトアビジンビーズなどで回収。ストレプトアビジンービオチンの結合は通常の蛋白が変性するような条件でもはずれないようなので、ビオチン化した蛋白とこばれんとにクロスリンクした蛋白が回収できる。
回収したサンプルをMSにかけて、ビオチン化してない方の蛋白を同位体の種類を頼りに同定する。
この場合、相互作用した蛋白を見ているだけなので、シグナルに関与しているかどうかは、得られたリストからさくりを入れていくことになりるので、遠回りではあります。
同位体ではなく。片方をDigとか違う分子でらべる、もう一方はビオチンで細胞表面をラベルしておいて、接触させ、クロスリンク後、両者のラベルの入ったものをタンデムに精製して(Digで回収して、リリースしたあとにそれをストレプトアビジンで回収するとか)、MSに持っていくというのもありかもですね。
でその前に少し気になるのが、蛋白以外のものの相互作用でシグナルが発生している可能性です。弱いトリプシン処理とかでそういうのをかくにんできるかなぁ。。。 |
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