おはようございます。
ある薬剤を細胞に処理しました。その細胞(293T)からタンパク質およびmRNAを回収し、それぞれウエスタンやqPCRを行いました。
予想通り薬剤処理により目的のタンパク質Xは低下していたのですが、XのmRNAは軽度に2倍ほど増加していました。以上のことから、代償機構やフィードバックが起こったものと考えられますが、実はその化合物はXのmRNAの転写を阻害する特異的な薬剤なんです。Xのノックアウト293T細胞ではXのmRNAおよびタンパク質いずれも低いです。
もちろんXの阻害標的が一つとは限らないのですが、もしこれが本当にXのmRNA阻害のみの作用しかないとしたら。。非常に解釈に困っています。経験豊富な皆様のコメントをお聞かせいただけますと幸いに存じます。
どうか宜しく御願い致します。 |
|