塩基配列の保存性のみならず、アミノ酸配列の保存性も見たほうがいいかも。
同義コドンは1,2番目の塩基が変わらず、3塩基目がばらついているものなので、確実に一致していることが要求されるプライマーの3'末端はコドンの3位目を避ける。
また、アミノ酸が保存されていているけれどコドンが派生している可能性がある配列が内包されている場合、コドンの3位目をイノシンにしておく方法もポピュラーです。イノシンは一種のワイルドカード的な塩基になります。
>シークエンスのときに,相補鎖も見るべきですか?
読み取り精度も上がり、遺伝子情報のデータも激増した現在では必要ないでしょう。片側鎖を読んでみてどうしても解読できない、疑義がある、という場合だけ相補鎖も読むというので十分です。
今なら、生物界にどんな遺伝子があってどんなタンパク質があるかの情報が蓄積されていて手本や参考になる配列が揃っていますから、致命的なシークエンスの読み違いがあればなにかしらデーターベースの情報との食い違いが出るはずです。 |
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