おお様
病気の原因ではなく結果、というご見解に私も同感です。
哺乳類では、正常血清中の当該蛋白質はマクロファージで除去されるようです。
それで、分解が進まないから濃度が上がって沈着する、という説があり、それに関しては、マクロファージ側の変異、分解を促進する環境(pHなど)の変化(環境が異常なために分解酵素などの活性が落ちる)など、が検討されているようです。
ただ、それを検討するにも鳥では分かっていないことだらけで途方にくれます・・・。
AP様
RNA editing...こういう現象があるとは知りませんでした(これに限らず、知らない事の方が圧倒的に多いのですが・・・)。
ジェノタイピングもやったことがないのですが、やるにはゲノムDNAでの当該蛋白質の遺伝子領域が分からないとダメということですよね・・?
Dynabeadsを使ったのは、ゲノムDNAからのスプライシング作業が難しすぎて、私には出来ないと思ったからです・・・。
スプライシング前の、ゲノムDNAの領域を、mRNAから逆に辿っていくことってできるのでしょうか?理論的には出来そうですが…もっと難しそうで・・・。
私の中での問題は、
ヘテロはQとRの2種類の蛋白質を作るはずだが、沈着する蛋白質はRだけなので、Qの沈着を阻害する何ががあるのかもしれない、(という所までは分かりました)が、ではQしか持っていないホモの個体は沈着しないはずだと思うが実際は沈着した個体がいる、これはなぜなのか?
ということであります。
ヘテロだと働く何かが、ホモだと働かないと解釈することも出来そうですが、そうなるとQのホモで沈着したたんぱく質はRではなくてQだったのかな・・と。これはホモで沈着した蛋白質を解析できなかったので何とも言えないのですが・・。
解析できていないんだから悩んでも無意味、と思うのですが、Qを作る遺伝子しか持っていないのに、Rの蛋白質が沈着する現象というのが、もし、あるなら知りたいと思いました・・。
_様
沈着蛋白質の話はLC-MS/MSでのことです。
外部の研究者にやっていただいた解析で「Rしかない。Qは全く無い」と報告を受けています。
何回かやり直していただいた結果なので間違いはないと思います。 |
|