例えば、100%コンフレンシーに達した10-cm dish1枚の細胞を10-cm dish2枚に等分して継代培養し、やがてこの2枚のdishが100%コンフレンシーに達したとき、50%→100%で、この細胞は1PDL進んだ(平均してみたら細胞が1回分裂して数が2倍になったとみなす)ことになります。もし4枚のdishに等分したならば、25%→50%→100%でそれぞれが100%コンフレンシーになったとき、もとのdishからは2PDL進んだことになります。細胞一つ一つが何回分裂したかが正確ですがそれを知ることは現実的には困難なので、細胞集団として2倍になったことをもって、それを構成する細胞1個もとりあえず平均すれば1回分裂したものとみなすとう約束事ができました。
初代培養細胞を扱う人の間では継代数で言うひとも多いですが、その人がどういうルールで継代しているかで話が変わってくるのでPDLで記録するのが良いと思います。
初代培養細胞を購入すると細胞の面積で最大どのくらいまで増やしても性質を保証しますなどの情報があるとおもいます。それから逆算してどのくらいのサイズのdishでなら何PDLまでOkとか見積もれます。 |
|