いつも参考にさせていただいています。
この度質問させていただくのはエタノール沈殿後のサンプルにおいてナノドロップの260/280の値が高すぎてなおかつ算出された濃度と電気泳動のバンドの濃さが全く一致していない件です。
現在CHIP様の実験で、ホルマリンで固定したサンプルをNacl,proK,RNaseで処理し、エタノール沈殿を行っています。その後、いつものエタ沈とは多少異なる様子のさらさら粉状のペレットを確認し、リンス後、TEに溶解しました。この時点では、制限酵素処理を行ったため、DNAが短くなってサラサラになったという認識をしていました。
その後ナノドロップで濃度を確認すると、260付近に非常に大きなピークを確認することが出来たのですが、5522ng/ulと高濃度のDNAの産出量と共に260/280が5.73と異常に高い値を記録しました(一見は普通のDNAの波形でした)。DNAが断片化していると、大きな値が出ることもあるとの情報から電気泳動を行ってみると、その濃度からは想像できないような非常に薄いバンドしか確認できませんでした。
この後はこのサンプルを用いてq-PCRを行っていく予定ですが、特に影響は及ぼさないものでしょうか?この現象についてご存知いる方、打開策を提案してくださる方いらっしゃたら何でもお願いします。
ps.コンタミにしても260のピークを増大させるようなものは分からず、エタ沈後の白い粉状のペレットはSDSのようにも見えました。SDSが混入しているとこのような値が見られるものでしょうか? |
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