メガカリオサイトよりも未熟なリサーチャーのわたしに皆様こんなにたくさん教えてくださってありがとうございます。消化しきれておらずまとまりのない返信です……。
メガカリョでの核内タンパク質の欠損が血小板にどう影響を与えているかを見るのですよね。
>その通りです!
血小板で核タンパク質を見るというrationaleがないと思います。
>これはわたしのボスも言っていました。X先生の言うように逆に面白い気もしつつ、実は今回の場合は目的の分子は転写因子なので意味がないのかもしれません。
仰る通り、血小板でKOされていることはわかっても、他の細胞でKOされていないことは示せませんね。どこまでやるか、ということですが、前提を確認する実験なので(超重要と言えば重要ですが)、必要に迫られるまではこの確認にはあまり時間と労力を割きたくないのが正直な気持ちです。(本来どうすべきということは理解していたいですが。)でも骨髄の免疫染色なら他の細胞も見られるので後者も示せますね。
こちらで皆様にお教えいただいたことをもとにボスに相談したところ、血小板のウェスタンは賛成しないがmRNAのPCRはやってみてもよかろうということだったので、まずこれをやってみようかと思います。血小板からRNA十分に取れるのか心配ですが。血小板がそして骨髄の免疫染色もやってみようと思います。そして脾臓なら大変簡単に取れますよね。これもやってみます。
ボスは塗抹の染色と言っていましたが、うちは組織は技師さんが切片にするので、数か月から1年待ちなのでそれで塗抹と言ったんだと思います。逆に言えば骨・骨髄の切片は作れるはずです。(同僚が骨髄標本をすでに頼んでいるそうです。)
結論的には
・血液から血小板を集めてmRNA抽出→PCR
・骨髄か脾臓の標本で免疫染色
が有望そうですね。 |
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