コンストラクションの実験についてですが、
プラスミドを制限酵素で切断し、アガロースXPで固めたゲルに流して、
目的のバンドを切り出して、目的のDNA断片を精製するという流れですが、
あるプラスミドを二種類の制限酵素で切った後、2950bpと1950bpに分かれます。
1000bp分の差もありますので、アガロースXPゲルに流したところ、ギリギリまで流すと、二つのバンドの間の距離は1cm以上ありました。大丈夫だと判断し、1950bpのバンドを切り出して精製した後に、精製したDNA断片の収量を調べるために、アガロースSゲルの電気泳動で調べました。もちろん1950bpバンドは濃く出てきていましたが、なんと2950bpバンドもそれなりに濃く出てきていました。ゲルの切り出し間違いとか、精製中のコンタミの可能性はないと思います。1000bp差、1cm以上離れていたのに、なぜこのような現象が起きたのでしょうか?また、アガロースXPではなく、アガロースSからの精製の方法はありますか?
ちなみに、ほかのコンストラクションでは、1000差だとアガロースXPでちゃんと分離できました。つまり、自分的にプラスミドに何かカラクリがあるのではと思ってしまいます。 |
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