今、293細胞でHisタグタンパクを分泌タンパク質として血清のない培地に発現させ、ニッケルカラムで精製しようとしているのですが、2つの問題で困っています。
一つ目は、初めにニッケルカラムに通すと、計算されている吸着よりも圧倒的に少ない量しか吸着されず、多くが素通りに出ます。培地を直接ニッケルカラムに通すのは何か問題があるのでしょうか?無血清培地にキレートとかって含まれているのでしょうか?
2つ目は、ニッケルカラムから溶出後、透析をして、プロテアーゼでHisタグを外します。
その後、プロテアーゼで切断されていないものを取り除くため、もう一度ニッケルカラムに通したのですが、ほとんどが素通りに認められず、切断されているものも吸着しているのが認められています。
目的タンパク質は220アミノ酸でその中に9つのHisが散らばっていますが、こういったものがニッケルカラムに結合することってあるのでしょうか?
よろしくお願いします。
binding buffer: 20mM Tris, pH 7.6, 200mM NaCl
elution buffer: 40mM Tris, pH 7.6, 500mM NaCl, 1M imidazole |
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