長期保存の場合は、冷蔵と冷凍での差が出て来ることも考えられます。長期では冷蔵保存では、細菌の混入や、上清中に存在するわずかのグルコース代謝に関与する酵素の影響が蓄積されて大きくなって来るかもしれないからです。
また、おおさんがちょっと述べられていますが、新鮮というのは冷凍、冷蔵に関わらず、サンプル採取直後の事ですので、冷凍では採取直後に凍結されたのであれば、新鮮凍結検体(fresh frozen sample)ですが、しばらく冷蔵に置かれたものを凍結したものと区別しなくてはいけません。冷蔵の場合は、新鮮冷蔵保存という日本語はないと思うので、単に新鮮な検体をとキットには書かれているのではないでしょうか。
先の投稿でも述べましたが、特に理由がない限りは研究レベルでは生体サンプルは-80C保存にしてしまうのではないでしょうか。検体は未知の物なので、その中に何が含まれているかわからないので、大抵の酵素反応が止まってしまう-80Cにとりあえず保存してしまうのです。少なくとも私や私の周りのラボではそうですが。臨床検査室などでは、-30Cが使われているとこもありますね。冷凍庫の値段が-80Cと-30Cでは全然違いますから。 |
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