お世話になります。
私の実験でヒトiPS細胞から間葉系幹細胞(MSC)を誘導したいのですが、対照のiPSクローンからうまくMSCが誘導されてきません。CD44で胚葉体から生じるバルクな細胞群を染めると10%ほどが陽性になりますが、多くがネガティブです。比較対象のiPSクローンからは多くがCD44で染まり、3系譜への分化能が確認されています。おそらく対照のiPSクローンはMSCができにくいのだろうと考えています。ここからさらにiPSを作り直すのは時間の制限もあり、困難ですので、できれば、10%のMSCと期待される細胞を分取、培養したいです。
そこで質問させていただきたいのですが、CD44抗体で染めて、それで染まる細胞をセルソーターにて分取することでその後の培養に持っていきたいのですが、それは可能でしょうか?ネガティブセレクションや、分取後に抗体を細胞からひっぺがすなどの操作をしないとよくないでしょうか?
CD44以外に、CD73の抗体が手元にあります。
CD44は接着分子と深く関わりがあるので、もしかしたら抗体が付いたままではフラスコに接着しないなどの可能性もあるのかなと危惧しています。
もし、この実験に明るい方がいらっしゃいましたら、どうかご助言をいただけないでしょうか。よろしくおねがいいたします。 |
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