膜を溶解するときは比較的高い濃度の界面活性剤を使いますが(溶解する膜の量などと実際の容量で決まるでしょうけどTritonX100とかだと1%以上とか)、いちど可溶化してしまえばそんなに高い濃度は必要ないです。目的の蛋白を高い濃度の界面活性剤で可溶化してイオン交換に吸着して0.1%以下で溶出することもまあまああります(それで目的のものが非特異に吸着しなければ)。わたしはたしか0.03%とか使ってたことがあったと。。。
蛋白はミセルの中に入っているでしょうけど、サイズ的にはある程度納得の行くところに出てくることはよくあります。蛋白につく界面活性剤のミセルの状態が単独の場合とかなり違う場合もあるかもしれません。どうしても気になるなら限界ミセル濃度以下という手はありますが、0.01%以下だったかな、非常に低い濃度になるかと。それで蛋白があぐらなかったり、カラムに疎水的に吸着しなければそれでもいいでしょうけど。 |
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