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ウサギ網状赤血球を用いたin vitro translation トピック削除
No.5884-TOPIC - 2017/04/05 (水) 15:34:19 - shocco
いつも勉強させていただいております。
ウサギ網状赤血球を用いたin vitro translationについて質問です。

ウサギ網状赤血球in vitro translationを行った場合、糖鎖が付加されにくい、もしくはされないというのは一般的に言われていることだと思います。
ではその他の翻訳後修飾(リン酸化、ユビキチン化 等々)は基本的には行われているという認識でいいのでしょうか。
ちなみに所属ラボではpromegaのTnT® Quick Coupled Transcription/Translation Systemを用いており、このキットに関するクリティカルな情報だと非常に助かりますがウサギ網状赤血球を用いた無細胞系タンパク質発現の一般的な情報も求めております。

もしご存知ならば同時に論文を教えていただけると助かります。

どうぞ宜しくお願いいたします。
 
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No.5884-6 - 2017/04/10 (月) 14:24:18 - 中年
そもそもリン酸化にせよユビキチン化にせよ、本来のin vivoでは何かの刺激に応答して、特定の組織や細胞腫でのみ特異的に引き起こされる現象も多いので、in vivoで起こりうる全ての状態を反映できないことは自明でしょう。「網状赤血球で恒常的に起こっている修飾ならば行われる可能性がある」程度のことしか言えないのでは?

(無題) 削除/引用
No.5884-5 - 2017/04/10 (月) 13:07:42 - toto
in vitro translationに使われてるのは溶血系で、膜を遠心で除いたものなので、小胞体は入ってません。それで、古典的にはイヌの膵臓から調整したミクロソームを添加して行います。昔はこれもプロメガから売られてましたが、今は見当たらないかな。条件さえうまくできれば、N型糖鎖付加を効率よく行う事も可能です。細胞質での反応は大抵は残ってます。ただ、この系は不安定なので、相当気を遣います。Promegaからも出ている小麦胚抽出液のほうが量は取れるし、安定性もマシな感じです。但し植物なので、ほ乳類とは修飾が異なることもあります。

(無題) 削除/引用
No.5884-4 - 2017/04/10 (月) 12:03:24 - おお
分泌される蛋白や膜タンパクの糖修飾は難しいようです。修飾を施すために小胞体を混ぜたり工夫することがあるようですが、どの程度うまくいくのかわかりません。
一方一部のO-linkは細胞質のタンパク質で修飾されている物が見つかりますが、このような修飾に関しては私はなんの知見も持っていません。

細胞質における糖修飾に加えてリン酸化などですが、一応可能なものもあるみたいですがやってみて個別にはやってみて確認するしかないんじゃないかと。

こんなのを見つけました。
https://www.promega.com/resources/protocols/technical-manuals/0/rabbit-reticulocyte-lysate-protocol/
Rabbit Reticulocyte Lysate may contain a variety of post-translational processing activities, including acetylation, isoprenylation and some phosphorylation activity. Processing events such as signal peptide cleavage and core glycosylation can be examined by adding Canine Pancreatic Microsomal Membranes (Cat.# Y4041) to a standard translation reaction.

1-Step Human In Vitro Translation System というのが売られているようですが、ここではリン酸化がされている成功例が挙げられています。
https://www.thermofisher.com/us/en/home/life-science/protein-biology/protein-expression/cell-free-protein-expression/mammalian-cell-free-protein-expression/overview-thermo-scientific-1-step-ivt-systems.html

(無題) 削除/引用
No.5884-3 - 2017/04/10 (月) 11:15:28 - shocco
独り言さん

網状赤血球には小胞体は存在しないのですか?
網状赤血球から成熟赤血球過程で無くなるモノだという認識なのですが間違いでしょうか。

網状赤血球の細胞内小器官や酵素の存在というのは意見が分かれていたりするモノなのでしょうか。

(無題) 削除/引用
No.5884-2 - 2017/04/05 (水) 20:01:09 - 独り言
ウサギ網状赤血球は小胞体を含んでいないので、糖鎖はそもそも付加されることはないです。

リン酸化は赤血球ライセートにE3ライゲースが含まれていれば、きちんとされます。リン酸化も同様にキナーゼが活性化しているのであれば、されます。
なので実際にされるかどうかは、あとは酵素次第です。

ウサギ網状赤血球を用いたin vitro translation 削除/引用
No.5884-1 - 2017/04/05 (水) 15:34:19 - shocco
いつも勉強させていただいております。
ウサギ網状赤血球を用いたin vitro translationについて質問です。

ウサギ網状赤血球in vitro translationを行った場合、糖鎖が付加されにくい、もしくはされないというのは一般的に言われていることだと思います。
ではその他の翻訳後修飾(リン酸化、ユビキチン化 等々)は基本的には行われているという認識でいいのでしょうか。
ちなみに所属ラボではpromegaのTnT® Quick Coupled Transcription/Translation Systemを用いており、このキットに関するクリティカルな情報だと非常に助かりますがウサギ網状赤血球を用いた無細胞系タンパク質発現の一般的な情報も求めております。

もしご存知ならば同時に論文を教えていただけると助かります。

どうぞ宜しくお願いいたします。

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