Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 新しいテーマで話を始める場合、質問をする場合は「新しいトピックを作る」から書き込みをしてください。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

新しいトピックを作る | トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

Liposome 調製 (リン脂質) についての質問 トピック削除
No.5856-TOPIC - 2017/03/24 (金) 18:57:23 - トニー・ローレン
初めて質問させていただきます。

当方は医学部で研究をしている学生です。

現在は PI3K kinase assay に取り組んでいます。
その assay を立案・試行していくなかで壁となるのが Liposome の調製です。

PI3K assay ではホスファチジルイノシトール (以下では PI と略称) を基質として用います。
この PI を Liposome にする必要があるのですが、うまくいきません。

先行文献を参照すると、「 sonication によって Liposome が形成され、溶液は白く濁る」というような記述があります。

しかし 3回試しましたがそのような白濁は確認できず、PI3K kinase の活性も確認できませんでした。

詳細な条件は以下のとおりです。
 材料
  ホスファチジルイノシトール (PI) 0.10mg
  ホスファチジルセリン (PS) 0.40mg
  assay buffer (50mM Tris-HCl, 10mM NaCl, pH 7.5)
 手順
  [1] PI と PS それぞれに有機溶媒 (クロロホルム : メタノール = 2:1) 0.5mL を加える。
  [2] 1.5mL チューブにメタノール 0.5mL をとる。
  [3] [2] に [1] を加える。
  [4] 凍結乾燥機で有機溶媒を除去する (リン脂質が壁面に付着して白い薄膜が見えます)。
  [5] assay buffer 666μL を加える。
  [6] 氷冷しながら sonication する (出力を徐々に強めていくが、溶液の白濁を確認できず)。

Liposome 調製がどのようにしたらうまくいくか、皆様のお力をお借りしたいです。

よろしくお願いいたします。
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



3件 ( 1 〜 3 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.5856-3 - 2017/03/24 (金) 22:14:11 - PYK
ちょっと記憶が定かではありませんが、PIとPSだけではLiposomeは形成されないのではないでしょうか?
PEとかPCを混ぜないとダメだったと思います。

私はPhosphatase assay(PIPsの脱リン化活性)を行ったことはありますが、組成は一緒ですね。
基質(PIPs)とPSをディスポの試験管で調整し、N2などでDry Up後、assay bufferを入れて室温で30min程度インキュベート。Vortexをし、sonicationを数秒しただけで白濁したと思います。その脂質を用いてassayをしました。そんなに難しかった記憶はありません。
また話はずれますが、Phosphatase assayではPSを入れないと活性が著しく低下しました(kinase assayはわかりません)。

多くの文献でPIとPSのみ入れているなら、それでうまくいくのでしょう。Liposomeにする必要もないと思いますし。また、学会などでKinase assayを行なっている研究者に直接聞いてみるのも手ですね。
それとこういう場合、PIとPSを購入した会社名やカタログナンバーなどを記載しておくと、色々な情報を聞けるかもしれませんよ。

(無題) 削除/引用
No.5856-2 - 2017/03/24 (金) 21:55:57 - ものくろ
1.5mlチューブではなく、ガラスチューブですべきです。
よくあるミスです。

Liposome 調製 (リン脂質) についての質問 削除/引用
No.5856-1 - 2017/03/24 (金) 18:57:23 - トニー・ローレン
初めて質問させていただきます。

当方は医学部で研究をしている学生です。

現在は PI3K kinase assay に取り組んでいます。
その assay を立案・試行していくなかで壁となるのが Liposome の調製です。

PI3K assay ではホスファチジルイノシトール (以下では PI と略称) を基質として用います。
この PI を Liposome にする必要があるのですが、うまくいきません。

先行文献を参照すると、「 sonication によって Liposome が形成され、溶液は白く濁る」というような記述があります。

しかし 3回試しましたがそのような白濁は確認できず、PI3K kinase の活性も確認できませんでした。

詳細な条件は以下のとおりです。
 材料
  ホスファチジルイノシトール (PI) 0.10mg
  ホスファチジルセリン (PS) 0.40mg
  assay buffer (50mM Tris-HCl, 10mM NaCl, pH 7.5)
 手順
  [1] PI と PS それぞれに有機溶媒 (クロロホルム : メタノール = 2:1) 0.5mL を加える。
  [2] 1.5mL チューブにメタノール 0.5mL をとる。
  [3] [2] に [1] を加える。
  [4] 凍結乾燥機で有機溶媒を除去する (リン脂質が壁面に付着して白い薄膜が見えます)。
  [5] assay buffer 666μL を加える。
  [6] 氷冷しながら sonication する (出力を徐々に強めていくが、溶液の白濁を確認できず)。

Liposome 調製がどのようにしたらうまくいくか、皆様のお力をお借りしたいです。

よろしくお願いいたします。

3件 ( 1 〜 3 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を

このトピックにメッセージを投稿する
名前 
メール   アドレス非公開
   タイトル 
本文      
設定  クッキーを保存(次回の入力の手間を省けます)
上に上げない(トピックの一覧で一番上に移動させません)
解決(問題が解決した際にチェックしてください)
暗証  半角英数字8-12文字の暗証番号を入れると、あとで削除、修正ができます。
送信 

〔使い方〕
  • 「アドレス非公開」をチェックすれば、自分のメールアドレスを公開しないで他の方からメールを受け取れます。
  • 問題が解決した際には、解決ボタンをチェックして解決した旨のコメントをつけてください。これは、初めにトピックを作った人と管理人のみが可能です。
  • 半角カタカナ、機種依存文字(全角ローマ数字、○の中の数字等)は文字化けの原因となりますので使わないでください。