電気抵抗が温度によって変わるので、ブロット槽のなかで温度ムラができるとブロットのムラにつながります。通電すると局所的にかなり温度が高温になるのでタンパク質の熱変性でアグリゲーションを起こしたり(ブロット中はSDS化は解けてくるので)抗原性の低下が起こる可能性もあります。で、もちろん、ゲル面付近で高温になればメンブレンとの界面に気泡ができやすなります。
対流だけでは温度ムラや高熱の解消が不十分になりがちなのでスターラーやポンプでバッファーを攪拌する意義はあります。
冷却をしなければバッファー自体の温度はもっと上がるので、気泡は出やすくなると思います。問題はブロット中に気体が溶け込むことではありません(そんなの問題になるほどではないでしょう)。バッファーに最初から溶けている気体を減らすか(脱気)、ブロット中に遊離させないか(温度を下げる)じゃないですか、
ちょっと視点がずれたところで固まって理屈が通らなくなっているような気が、 |
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