なるほど!確かに、一度目視してみます。大きさは人間の血小板が1-2μm、マウスは0.5μmなので、FACSの検出限界の小ささということになりますね。
参考文献は「Flow-cytometric analysis of mouse platelet function. Methods Mol Biol. 2004;272:255-68m Nieswandt B1, Schulte V, Bergmeier W.」なのですが、そこにはNote3として、「細胞外Cαは血小板活性化におけるインテグリンの親和性制御やその他のプロセスに必要である。結果的には、低値のCαは全血や血小板の保存中の活性化を防ぐか遅延させる。」したがって実験の直前に加えるべき旨記載されております。
アイスは使いませんでした。
ゲートはなるほど、抗体で染めておいてゲートバックすることができるんですね!
今回は全血を用いた血小板数の測定です。顔面の静脈を用いる方法は私もYoutubeで調べていいな、と思いました。しかし今回はチューブに垂らす方法だと精確に50μl測り取ることができず、どこかで一回はピペットで測り取る必要が生じます。また溶液も混ぜないといけません。以前の質問のやりとりでご指導いただいたように、尻尾からヘパリンで濡らしたチップでピペットを用いて吸ってみたのですが、50なかなか吸えず、retroorbitalでやってみたりもしました。(いずれも血小板は出てきませんでした。)
Tyrone's bufferは「Tyrode’s buffer (modified): 134 mM NaCl, 0.34 mM Na2HPO4, 2.9 mM KCl, 12 mM NaHCO3, 20 mM HEPES, pH 7.0, 5 mM glucose, 0.35% (w/v) bovine serum albumin.」と、グルコース入りです!それがきっとmodifiedの意味なんですね。
とりあえず、定量的なことは置いておいて、まず抗体で染めた状態で機器設定、特にボルテージのチェックをすればよさそうでしょうか。
それで血小板が出て来れば、血小板数の測定や活性化の解析など細かいことを考えられますね。 |
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