線維芽細胞に薬剤処理後にあるタンパク質が細胞内に蓄積することがわかりました。その蓄積する場所を同定するため、細胞内オルガネラマーカーとの共染色を約一月ほど行なっていますが、未だに同定できておりません。
具体的には、GM130、カルネキシン、GM130、Lamp2、Sec31a、ユビキチン、p62、LC3、TGN46との共染色です。いずれのマーカーも綺麗に染まっており、興味あるタンパク質も抗体染色により特異的に染まっているようです。
恣意的ですが、epifluorescent scopeではLamp2やLC3と共染色しているように見えたのですが、共焦点顕微鏡で見る限り、そのような一致は確認されませんでした。共焦点顕微鏡から、興味あるタンパク質の蓄積は細胞内であることが確認されています。
画像を外部サイトに一時的にアップロードさせていただきました。(緑がユビキチン、赤が興味あるタンパク質、青が核です)
fastpic.jp/images.php?file=2770789663.jpg
非常に大きな構造物が染まっているように見えます。当初、凝集体が染まっているのでは無いかと考え、ライソゾームやオートファゴソーム、p62などで染めてはみたのですが、一致はしていないようです。他にはミトコンドリアやペルオキシソームなど染めていないオルガネラはあるのですが、ここで一度ご意見ご指摘いただけないかと思い、質問させていただきました。
薬剤は細胞にはマイルドに効いているようで、死細胞による非特異的な抗体吸着ではないと思っています。
大変稚拙な質問で恐縮していますが、細胞染色の経験があまりないので局在を示すチップス等がありましたらご教授いただけますと嬉しいです。どうぞよろしくおねがいいたします。 |
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